本当にあった怖い話 第三夜
いや~またおあいしましたねぇ〜。 これはって~と、わたしの友人にあたる青年の 話なんですがね〜〜えぇ〜。
彼は友達と池袋で飲んでいたらしいんだけど ワイワイガヤガヤあ~でもね~こ~でもね~って
風俗の話しをしてたらしいんだ。
と、その友達が風俗にいってみようなんて… いいだしたらしいんだ… 彼は、おい~よせやい~ってなもんで… でも行っちゃったらしいんだ…
明らかに怪しい雰囲気が漂うエリアに入って、 さぁ~て どうしたもんかなぁ~ と考えながら
分けもわからずに2人でウロウロとしていたらしい
すると…
「おにいさん……ねぇおにいさん」と、だれかの声がするんだ。
「うわ~ヤダなそれどころじゃないのになァ~」と思って
彼が振り向いてみたら、オジサンが立っていたわけですよ。
そして「ねぇ、おにいさん 5千円ポッキリでどう?」と耳元で囁いてくるらしいんだ。
彼と友人は「5千円かぁ~じゃあお願いします。」とオジサンに言ったんだ。
でぇ〜〜2人はそのオジサンに5千円払い、
言われるがままにある雑居ビルの3Fに
連れて行かれた。
不思議な事にそのオジサンはエレベーターからは降りずに
そのまま行ってしまったらしい。
「あれ~~変だなぁ~~。」「親切じゃね~な~。」
なんて思っていたんだが、
彼と友人はその店に入っていった・・・・・・
受付には、白髪のばあさんが一人座っていて
一人1万円払えという。
「あれ~~おかしいなぁ~~。」
「さっき男性に5千円はらったんですがね~。」
と言うと「そんな男は知らない。」の一点張りなんだ。
彼と友人は「話がついていなかったのかなぁ~。」と
さらに1万円払ったらしいんだ。
すると、ばあさんが「ここで全裸になれ。」と言ってきた。
不思議な事もあるもんだなぁ~~と思いつつも、
彼と友人は言われるがまま全裸になり、ばあさんに服を渡した。
そして個室に案内され「ここで待つように。」と指示を受けたんだ。
十分程過ぎた頃、隣にいる友人の部屋から
「わぁああっ!」という叫び声が聞こえて
「すいません!勘弁してください!」と
ドタドタと部屋を出て行く音がした。
彼は「あいつも度胸がないなぁ~~。」
「女性が怖くなって逃げたのかなぁ~~。」
なんてぇ~~ニヤニヤしていたらしいんだ。
そして数分後、彼の部屋のドアが“コンコン”とノックされた。
いよいよだなぁと思って「どうぞ~~。」と返事をしたんだ。
ギィイイイ~~~~~~~~。と
不気味な音を立ててドアが開いた。
そこに立っていたのは
スケスケの下着を着けて笑っている・・・・・・
受付のばあさんだった!
彼も全力で逃げ出したらしいんだぁ~~。
後に彼、泣きながらアタシにこう言いましたよ・・・。 『コウイチさん、あれなんだったんですかね・・・。』 と だからアタシ言ってやったんだぁ
「それ、ぼったくりだねぇ~。」って
本当にこんな事があるんですねぇ、えぇ。